
本格的な登山を目指してる訳でもない私が
以前、八ヶ岳に初めて登った時のこと
天気に恵まれ、2時間半でこんな景色にめぐり合えるなら
登山も悪くない...そんな思いで景色を眺めていました。
数年前の今頃(7月中旬)のことでした。

八ヶ岳に登るには、色々なコースがあり
山小屋も数多く点在し人気がある山
初心者にも安心できる山のようです。
登り口は人気の場所から少し外れて
夏沢鉱泉から硫黄岳を目指しました。
大汗を流して森林限界を抜け、
やっと稜線に辿り着き、
およそ植物が生育できるとは思えない砂礫地に
コマクサが一面に群生しているのを見つけました。
目の前に発見したコマクサが
その奥の稜線いっぱいに広がる景色は感動です。

硫黄岳山頂には2時間半ほどで到着
一休みして横岳に向かいました。
この稜線から斜面一帯に咲くコマクサに出会いました。
今までは高山植物園のような場所でしか
見ることがなかったコマクサ
ここに、この時期に咲くことも知らずに
偶然に出会えた嬉しさで
岩場にへばりつくコマクサを、
とんでもない格好で撮っていました

夏山を目指す登山者にとって、
コマクサは憧れの花です。
数ある高山植物の中でも、
コマクサは人気ナンバーワンでしょう。

コマクサは他の植物が育たないような場所に独特な生育をする。
短い夏とともに花が終わり、
実が熟すと花茎は枯れる。
やがて強い寒風が吹き始めると花茎は根元から折れ、
風のまにまに砂礫地をころがり、
それにつれて種子がばらまかれていく。
だから草地ではなく砂礫地にうまく生きる植物なのだろう。
八ヶ岳の硫黄岳石室付近の群生地も
一時ずいぶん数が減ったようだが、保護に努めた結果、
今では花の盛りは砂礫地が
一面ピンクに染まるほどに増えている。
できればこのまま赤岳まで縦走して
山小屋泊してみたいものですが
あいにく、早朝から登って日帰りの予定。
バスなら縦断して降りる方向も変えられるのですが
横岳山頂まで行かずUターン、
そのまま駐車場に戻ることになりました。